エラ族の老人

27×19.5cm Paper+wood

メキシコではたくさんの芸術活動をする日本人と出会ったが、次の二人のずば抜けた才能はどちらもスーパー・オリジナルで最高にかっこよかった。

中でもメキシコ・シティのペンション・アミーゴという有名な宿の壁に描かれている巨大な壁画を描いたケンタくんは、メキシコ・シティで活動をしていて、ちょうど私が滞在していたときに個展も開催していてその作品のかっこよさに「かっこいいね」と伝えて返ってきた答えは「それを言われるためにやっている」と。

ケンタくんによるディエゴ・リベラの壁画のオマージュ
ケンタくんによるディエゴ・リベラの壁画のオマージュ

もうひとりは、ホウジくんというアニメーション作家。天井から地面とレンズが変更になるように括り付けて、切り出したパーツを動かしながら、大量のコマ画をつくるという、根気のいるやり方で映像をつくっていた。しばらくの時間を一緒に過ごしてそのバイタリティをしかと感じた。まだまだ突き進まなければいけない。