92x154cm CanvasC57

カオサン通り裏のCH2という安宿に泊まって仕上げた作品。
昼夜逆転の日々を送りながらで、夕方に起きて下に降りていくと毎度、受付の女に「まだ生きてたか」という皮肉を言われた。

後にチェンマイへ移動して、アパート生活を始めると、同じアパートに住むタイ人たちと親しくなった。チェンマイではバンコクとは違い、人と人との距離が近かったように思う。部屋のドアを開けっ放しにして扇風機をまわす。そんな何人かと親しく過ごした。

隣の部屋に住むタイ人アンちゃんは「この絵は笑っていない」と両手を使って自分の広角を上げてみせニコリと笑い「タイで絵を売りたいならゾウがいい」と言った。

この頃は、毎週末のマーケットに出店するのが楽しみで、平日を作品制作に費やしていた。
この作品はアメリカからの観光客が買っていってくれた。

サイズ感が分かりづらいが、92x154cmの大きめの作品。

男2
男2
男3
男3
男4
男4