香格里拉の古城内の小さな広場にて

27x38cm Paper

ハノイを出ると国境の街、ラオカイから中国へ入国。
西双版納(シーサンパンナ)というタイ族の住む街を通り過ぎた。
移動のバスでは,タイ語を話す中国人と隣になった。

中国に入ると、店先に並ぶ野菜を指さして炒めてもらった。
特に青椒肉絲(チンジャオロースー)は、発音も通じておいしかったのでよく食べた。
小さな茶碗にこんもりと盛られた米が印象的だった。

そのまま昆明(クンミン)-大理(ターリー)-麗江(リージャン)を抜けて香格里拉(シャングリラ)。
すでに4月か5月だったと思うが、香格里拉まで着くと、寒さが厳しく、宿では暖炉に火を入れていた。
管理人は上海から移ってきた若い女性で、達者な英語を話し、都会の暮らしが嫌になったと語った。

風景画は訓練が足りていなくてほとんど描いてないが、
ちょうど麗江の街を歩いていると、中国人の環境客と思われる男が、
道に小さな油絵の道具を広げて上手にキャンバスを埋めていくのを見た。
あんな風に旅の中で絵具を使えたら楽しいだろうな。