ひまわり

60x40cm Oil

それまでは旅の途中で、絵の具を使った翌日にバスに乗って次の街に移動なんてことがよくあったので、すぐに乾くアクリル絵の具を使っていたのだが、チェンマイでは腰を据えることに決めたので、油絵の具を試したみることにした。

水彩もアクリルも油彩も元の顔料は同じものを使っていて、それを何で溶くのかが違うだけだということを知ったのが最近なくらい、道具に関して知識がないのだが、「絵画」の王様と言えば油彩の印象が私にはある。

水彩も渋くてかっこいいし、ロートレックやドガが好きなので、パステルを上手に使うのもイカシテいるのだが、油絵のあの独特の匂いと手間のかかること、それに仕上がりの重厚感が最終的に絵を描くんであれば、油だろうという気を起こさせる。